【日本の小学児童たちへ】
私は日本の小学児童諸君へこの挨拶文を送ろうとしていますが、それには特別な訳があります。
私はあの美しい日本を訪ねて、その都市や家屋や、その山や森を眺め、そしてそこで祖国への愛をつくりあげた日本の子供たちを見てきたからです。
私の机の上にはいつも、日本の児童書君の描いた彩色画のみちているひとつの大きな冊子が置いてあります。
諸君が今こんなに遠方からの私の挨拶を受けとる際に、異なった国々の人たちが昔はお互いに知る事もなく別々に生活し、時にはお互いに恐れあったり憎しみ合ったりしたことすらあったのに、我々の時代になって始めて親愛に、且つ充分に理解し合って交通するようになったと言うことを、どうかよく考えて下さい。
姉弟のように理解するという精神が人々の間にますます根底を深めていくことこそ望ましいと思います。
こういう意味で、老年の私が日本の学校児童諸君へ遠方から挨拶するのです。
そして諸君の時代が私の時代をいつかはずかしめるようになることをすら望んでいます。
アルバート・アインシュタイン
↓出典
私は日本の小学児童諸君へこの挨拶文を送ろうとしていますが、それには特別な訳があります。
私はあの美しい日本を訪ねて、その都市や家屋や、その山や森を眺め、そしてそこで祖国への愛をつくりあげた日本の子供たちを見てきたからです。
私の机の上にはいつも、日本の児童書君の描いた彩色画のみちているひとつの大きな冊子が置いてあります。
諸君が今こんなに遠方からの私の挨拶を受けとる際に、異なった国々の人たちが昔はお互いに知る事もなく別々に生活し、時にはお互いに恐れあったり憎しみ合ったりしたことすらあったのに、我々の時代になって始めて親愛に、且つ充分に理解し合って交通するようになったと言うことを、どうかよく考えて下さい。
姉弟のように理解するという精神が人々の間にますます根底を深めていくことこそ望ましいと思います。
こういう意味で、老年の私が日本の学校児童諸君へ遠方から挨拶するのです。
そして諸君の時代が私の時代をいつかはずかしめるようになることをすら望んでいます。
アルバート・アインシュタイン
↓出典
![]() | 世界名作選〈1〉 (日本少国民文庫) (1998/12) 山本 有三 詳細 |







